C−135 シリーズ (U.S.A.F)

横田AB・嘉手納AB(’71年〜’74年)

KC−135RC−1352024/11/20UPNKC−135A

VC−135 (VC135B&VC137を追加 02/3/5) EC−135 


 大型旅客機として大成功を収めたボーイング707の軍用型C−135は現在でもKC−135として

世界の大空を駆け巡る長寿の大成功輸送機です。KB−50・KC−97と続いた給油機の

決定版であり、後継機のKC−10も蹴散らす勢いです。

 多くの生産機はまた多くの派生型を生み、マニア達に多くの楽しみを与えてくれています。

ここでは、主に’71〜’74年に撮影したC−135達をご紹介します。ホントはもう少し前から撮影していれば

面白そうだったんですが・・・ここには、あまり「ボコボコの135」は出てきません(((“o(>ω<)o”))クヤシイー!!)。

 

T:KC−135

KC−135A:00351 KC−135A:80107 KC−135R:63044
’74.09嘉手納AB   ’71or’72横田AB台風避難  ’01.07.01横田OH

まづは基本となる「タンカー」としてのKC−135です。C−135が基本でなくKCが基本になるほどメジャーな存在です。

ティルについたブームで給油中の写真はあまりにもたくさんの名作が紹介されています。カメラプレーンとしても

非凡なものが・・・というより、給油時は2機が接近しますものね。

 なぜか、横田基地ではあまりKC−135は撮影できませんでした。日曜日の飛来がほとんど無かったせいだと思います。

とんでもない飛行機ならチョイト学校は・・・何てこともしたんですがKCくらいでやると、周りの目が怖い!!

 真ん中は、沖縄台風直撃時の夏場の恒例となっている、台風避難のKCです。狭いエリアに大きな135をいっぱい

並べるから外柵にへばりつけばこんな風に撮影できました。

 最後の一枚は21世紀のKCです。流石に25年から30年の歳月を経ていますからしっかりエンジンのリニューアル

など手は加えられています。ただ、エンジン換装してでも使い続けられるKC135は輸送主体のC130とともに

まだまだこれからもマニア達を楽しませてくれそうです。

 

U:RC−1352024/11/20UP

 「R」って事だから偵察機なんですが、大戦中とは異なり現代は「写真偵察」だけでなく「電子偵察」というものもあります。

 電波収集、分析がその任務と言うことでこの手の135はなかなか派手なスタイルをしています。機首レドームが

伸びた、当時”ピノキオ”とあだ名されたRC−135T・RC−135Mをご紹介します。

RC-135T:53121 RC-135T:53121 RC-135T:53121 RC-135M 
’71or’72横田AB台風避難    ’74.9嘉手納AB   ’74.9嘉手納AB   ’74.9嘉手納AB

 

V.NKC-135 

NKC-135A:53119

NKCなんてのはこの時一度しか撮影できませんでした。55-3118のシリアルナンバーがC−135シリーズの

初号機であることはマニアの間ではよく知られたことですが、この機体は2号機に当ります。初号機の53118から14機が各種の

テストを行うテストシップ機として改造されました。この53-119もその内の1機ということになります。でも、写真を見てもらうと

わかるように、他のNKC達があちこちに窓を開けたり、ブリスターをつけたり強烈な改造を行っていますが、

この時期の53119は残念ながらほぼノーマルに近い形です。

 

W.VC-135

@KC−135A(VIP)

 太平洋航空軍(PACAF)に配属されていた(61-0310)は給油装置を残したままで高官搭乗機として使われていました。

通常のKCとは明らかに異なる塗装でマニアの間では「VKC−135」なんて呼ばれていました。

   

VKC−135   61-0310

このVKCには何度かお目にかかりました。左の2枚はドライブイン前をRW18エンドに向かう10310です。

右の2枚は早朝のRW36エンド上の10310です。左側にミッションは「星4つ」のようです。コックピットのキャノピーに

お星さまが4っつ並んで見えます。

AC−135C(VIP機)   

61-2668

 このあたりが135系列の不思議な(理解してないだけかも・・・)ところ、WC−135として製造された3機を改造して

VIP輸送用として改造。ここで何でその改造型が「VC−135」とならないで「C−135」になっちゃうんだろう?

この辺は後でUPする、当初はVC−135Bと呼ばれた内装豪華版の要人輸送機を’77から「V」の記号を

つけるのは軍用型とは異なる民間型「707」ベースのVC−137だけ、とされたのかなぁ。 

 この機体は 61-2668 です。ドライブインの前をゆっくりタキシングしてきました。北側のエンド撮影国有地あたりから

西側のターミナル付近から先があまり見渡せないんで、突然やってきた12668に(ノ゜凵K)ノびっくり!!でした。

 3機改造された「C−135C」のうち61-2671とこの61-2668はPACAFのVIP輸送として使用されていたようです。

BKC−135A(VIP)?  55-3126

          

55-3126

 この機体55-3126号機はカーチスルメイの専用機として知られている機体です。但し参考書によれば

@と同じようにKCとしての機能は残した状態でVIP機として使用されたとありますが、この撮影(’73年?)

当時はごらんのようにブームははずされどちらかといえばAのC−135Cに近い外見になっています。

 両翼端にはHFアンテナがつけられ、通信機能が強化されているようです。

CVC-135B 24129 &VC-137C 86972 

VC−135B   24129

VC-137C  86972

C-135Bから4機が改造されたVC−135Bというタイプ、こいつが「あほや」にとっては一番分りやすいVCでした。

主翼の前方下面をブルーに塗り、他の135の仲間たちとは一線を画した塗装でした。内装もグレードアップされた

機体でありVIP機って感じをあからさまにその塗装からも感じさせてくれました。5機のVC−135Bが改造されました。

 下の86972はC−135ベースでなくB707の軍用機として採用された本来の要人輸送機です。

このタイプが当時の「エァフォース1」27000と同タイプの機体です。135との見分けはなんと言っても「窓」の有無でしょうね。

 

X:EC−135P  58-0011  

EC-135P  58-0011

 72年から73年にかけて横田基地のエンドでよく撮影できたのはこの「P」型でした。

物の本によると60年代後半からこの「P」型は存在したようですがこの時期まで改造が続いたようです。

 当時は背中についたサドル型アンテナの特徴を捉えて「ざぶとん」なんて呼んでいた機体です。

このP型はハワイに駐留していたため垂直尾翼にはPACAFのワッペンがついていましたが

当時のマニアの間ではPACAF・5thAirForceのワッペンは良く見られたためあまり人気が

ありませんでした。

 一度’74年だったと思いますがKC−135の1号機55−3118を改造した「EC−135K」が

飛来したことがありました。同じ「EC」でもこちらはTACのワッペンを機種に貼りギンギラ銀の

下面でかっこよかったです。お見せできないのが残念です。(取り逃がしました☆≡(>。<)くしゅんっ!)

 3枚目の写真は同じ機番ですが塗装がチョィと変わって大分雰囲気が違います。